ほねっこ


ことしのお誕生日、
たくさんいただいたプレゼントの中で(どうもありがたう!!)
茉莉枝の一等お気に入りは、
この長さ約30センチほどの「ほねっこ」です。


「君はとっても、犬娘だからあげるよ」って。
わーーーーい!!
月夜に吠えたいくらいうれしい!!


ほねっこ食ぁべーて〜♪


「ほね」は、すべての根源だっていいます。
いつも生命にいちばん近いものとしてそこにある。


大昔から犬たちはそんな「ほね」にじゃれて遊ぶ。
ときには、「ほね」を愛しいもの、大切なものとして土に埋めて隠す。
抱きしめて眠る。
噛みつく。噛みつく。噛みつく。


私も犬娘であるからには、
そんな犬たちのまねっこをしてみるのです。
ほねっこでまねっこ!


まず、この「ほねっこ」と一緒に寝てみる。
抱きしめてみる。
盗られないようにクローゼットの奥に隠してみる。
(だれも盗らねーよ!と、いちおうベタにツッコむ)
それから
噛みついてみる。


すると私は、
噛めば噛むほどスルメに、
ぢゃなくて、
噛めば噛むほどこの「ほねっこ」が
大切で愛おしくて
誰にも渡したくなくなってしまったのです。
この「ほねっこ」に手を伸ばすひとが現れたのならば、
「がるるるる〜」
と、うなり声をあげて威嚇してしまうほどに!!!!


「ほねっこ」に噛みついたから愛おしくかんぢたのか。
愛おしいから噛みついたのか、
いまではどちらか分からなくなってしまったけど、
そんなことどっちでもいいのでした。
ただ、この「ほねっこ」が私に今、いちばん近いところにあって、
かわいくて仕方がなくって、
もっと「噛みつきたい」、と思わせるのです。
きっとこれが「いぬ」の本能であります!

噛みつきたい噛みつきたい噛みつきたい
かみつきたあああああああああい!!!!!
いっぱいいっぱい噛みついて
この「ほねっこ」に、
私の歯跡(はあと)型が消えない愛情のしるしとして残ればいいのに。。。


「仲のよいあいてができると、ひとは、なにかしら泣きたくなるのかもしれません」
これは、
星の王子さま」(←NYに行かないほう)のお話の中にでてくる、
胸がきゅんと切なくて苦しくなる、
だけど、私のとっても大好きなセリフであります。


これを犬娘、茉莉枝に言わせたならば、
こんな風になるんじゃないかしらん。


「愛おしいものがみつかると、ひとは、むしょうにそれに噛みつきたくなるのかもしれません」


・・・まったく胸がきゅん切なく苦しく・・・なりません、なセリフですね(ごめんぴ)!



(株)サンライズ ゴン太のほねっこ
http://www.gontaclub.com/vlib2/tvset19w.htm