雷が落ちたスパンコールのわんこバッグ(カーリーコレクション)



このキラキラのスパンコールがふんだんにあしらわれている、わんこのトートバッグとは、
代官山にある「カーリーコレクション」というお店で出会いました。
この「カーリーコレクション」というお店は、
駒沢通りと旧山手通りの交差する大きな交差点の角に位置しております。


店内は、リメイクされたベビー服や子供服、
ビーズやスパンコールを使ったかわいい髪飾りや小物の他に、
ハンドメイドを楽しむためのファブリックやボタン、ワッペン、テープなどの素材も充実していて、
まったくお裁縫をしない私なのに(ボタンくらいはつけますけどー!)
いつか子供ができたらかわいいお洋服を作ってあげよう!
なんて思いながら、暇さえあれば通い詰めているのであります。


私がこのバッグを購入したのは、ちょうど去年の今頃。とても蒸し暑い夏の日の夕方でした。
私がお店の中に入る頃になると、 お空は次第に鈍色に変化し、雨は降らないものの
ゴロゴロと雷鳴をとどろかせはじめておりました。
そして、私がこのスパンコールのわんこバッグに手を伸ばしたその時!!!
(しつこいようですが「いぬ」モチーフに弱いので・・・)
大きな大きな雷が、ものすごい地響きを立ててお店のすぐ近くに落ちたのようなのです!
さらに、その落雷の音に続いて今度は、
キキキキキー!
と、とても大きな急ブレーキの音。
なんと雷はお店の目の前の交差点の信号に落ち、その落雷とともに信号が消えてしまったようなのでした。
もちろんまたたくまに交差点は大渋滞。
お外の尋常ではない様子に気がついた店員さんや、店内にいたほかのお客さんたちは買い物を中断し、
すぐさまその様子を見ようとお店のお外へかけだしました。
店内にいたひとたち「私以外の」全員が、です(てへ)。
え?では、そのときの私わ?というと・・・。
他のお客さんがいないすきにひろびろとお店の鏡を独り占めして、
このスパンコールのわんこバッグを右へ左へと持ち替えては、
あーでもないこーでもないと頭を悩ませていたのです。
そうなのです。
私にとってそのとき大事だったのは、このわんこバッグをおうちに連れて帰るか否か、
ということだけで、外の世界で起こっている落雷騒ぎに神経を向けている場合ではなかったのであります!
だってお外の信号に落ちた以上にでっかい雷が、私の心臓には落ちていたンですもの!
(雷の落ちやすいピカピカスパンコールのバッグですからねー)


わたしわ、かわいいものを取り巻く世界にはいつだって、
どんな災厄もはいりこむ余地などないのだ、と思うのであります。
岡崎京子さんの漫画「東京ガールズブラボー」の主人公だって、
80年代後期、チェルノブイリ原発事故やスペースシャトル爆発事故が起こったそのご時世に、
ぢぶんにとっていちばん問題だったことといえば、
「どうやったらうまくタテロールができるか!?」
ということだったって言っております(不謹慎をおゆるしください!)。
私にとっても、お外でおこっている落雷騒ぎよりも
「このわんこのバッグのかわいさを十分に引き出すために私はどうすればいいのか?
(どんな服にあわせよう? どんなときに持とう? ETCETC...)」
ということのほうが大問題だったのです!
こういった悩みは、ある人にとってはとってもちっぽけな悩みかもしれないけれど、
私にとっては宇宙から見てもどうでもよくないほどに、おっきな問題なのです。

かわいいものとの出会い。
かわいいものについてくあれこれ悩むこと。
これらは天地災害に遭うのとおなぢ。
突然やってくるし避けては通れないのであります。
モウ絶望的(オーマイガー!)!


天災・・・地震/雷/火事/かわいい(むりやり)


Curly Collection(カーリーコレクション)
http://www.curlycollection.jp/