「あい・あむ・あ・ちきん!」



このニワトリのキーホルダーは、友人からのいただきものなのですが。
その友人と茉莉枝との出会いが、
世界の山ちゃん」という名古屋発の手羽先屋さんだったが故か!?
「茉莉枝ちゃんに渡したいものがある!」(鼻息荒く)と、
その友人が数カ月後、少し得意げに私にプレゼントしてくれたのが、
このキーホルダーだったのでした。
(そして大喜びした私・・・。)


私がこのニワトリのキーホルダーがお気に入りのそのワケは・・・。
このニワトリさんが、
とってもパンクスだからなのであります!!!


街の若いパンクスたちが、
自分の体のどうにもこうにも隠すことのできない箇所、
例えば首などにTATOOを入れ、ノーフューチャーを叫ぶとき、
このニワトリさんは、
自分の体中に「てばさき」だとか「てばなか」「うわもの」「したもの」「ささみ」
「むね!!!」
なんて・・・。
モウあともどりができないほど堂々と、自分の臓器の名前を書き記しているんです!!!
(しかも焼き鳥屋のメニュー風に!!!)


しまいには、真っ赤なモヒカン頭で、
「嗚呼!トサカにきちゃう!!!」※
と、この世界に向かって、ぷりぷりと反抗しているんです。
そしてその姿が、私にはなぜか、とてもかわいくてしかたがないのです。


私の知ってるニワトリさんたちはいつも、
世間に対してプリンセスプリンセスくらいぷりぷりしています。


パラッパラッパーというゲームの第4ステージに出てくるニワトリの先生(料理の先生なのであります)は、
ゲームの中でこんなセリフを口走りながらぷりぷりしています。


「 I was called a little turkey, But I'm a chicken, got it? Ya beef jerky! 」
(こないだワタクシをターキーって呼ぶ方がいらしたけど、 ワタクシはチキンよ。
おわかり?このスットコドッコイ!)


まず、このニワトリ先生の場合。
いつもみんなに「や〜い!ターキー!」だとか言われて、
ぷりぷり怒っております。
そしてさらにこのニワトリ先生は口が悪い!
けれども料理上手で(先生してるくらいだもの)、いつもでーんとかまえていて、
それはまるで、アメリカの片田舎に住んでいるビッグマムのようなのであります。
(あくまでも私の勝手な妄想です)


この2羽に共通するのはもちろん「ぷりぷりさ」。
怒りを表す「ぷりぷり」。
なぜだかかわいい「怒りのぷりぷり」。


ところが、怒り以外に「ぷりぷり」するものはもうひとつあって
それが、ぷりぷりした「お尻」であります。
これでもか!というくらいにお尻をぷりぷりさせながらお散歩しているワンコを見かけると、
私はいつも、
「かわいすぎるんだよ!このスットコドッコイ!」
なんつってお尻をひっぱたいてやりたくなります。
私のまわりにいる男性方も会話の中でよくこんな言葉を口にします。
「女の子のぷりぷりしたお尻はかわいい」
(正確には「オンナのケツはぷりぷりしてるのがたまらん!」ですが・・・。)
私はそれを聞いてから、
実は密かにお家でヒップアップ体操を開始していたのですが!
ぷりぷりしたかわいいお尻になるってなかなか難しいのです・・・。


は!!!
もしかしたら・・・。
私がいま求めているのは。
私に足りていないのは・・・。


ぷ、ぷりぷりさ!?


ぷりぷり違いかも知れないけれど、
私はこの、世間に対してぷりぷりしながら反抗している、
パンクスのニワトリさんの「ぷりぷり具合」に、
かわいいを通り越した「憧れの念」を募らせているのではないか!?
このニワトリさんの「ぷりぷり」を私のおしりに足して2で割って・・・(ぶつぶつぶつ)。


嗚呼!きっとそうだ!私もこのニワトリさんみたいにもっとプリプリしたい。
いや、させたい!!!
お尻に「ぷりぷり具合」をぶちまけたい!


「ぷりぷり」してるって・・・。
いいですよね・・・(遠い目)。



忌野清志郎 Little Screaming Review「鶏肌(チキンスキン)」より。
清志郎さんの回復お祈りしてます)



世界の山ちゃん
http://www.yamachan.co.jp/index.html