日傘(ギイ・ド・ジャン)


 


1枚目のお写真。
これ、なんだと思いますか?
これは茉莉枝の大事な日傘の、ハンドルの部分なのです!!!


この日傘は、昨年の夏、
「EXCENTRIQUE(エクサントリーク)」という、
コルセット・スタイルのすてきなお洋服や、
アンティークな小物、アクセサリーなどを扱っている、
私のとってもお気に入りのお店で見つけたものです。


私にはその時、すでに長年愛用しているANNA SUIの、
白地に黒い糸でお花の刺繍が施された、すてきな日傘があったので、
ほかの日傘に浮気するつもりなど毛頭なかったのであります、が・・・。
店内でこの日傘を目にした瞬間、
私は、
どうしてもこの日傘が欲しい!
この日傘は絶対に私が持ってなくちゃ!!
いいよね?いいよね?もう1本、持っていてもいいよね?
そうだ。1本は毎日さす日傘。
そしてこの日傘はスペシャルな日にさす日傘にしよう!!!
そーだそーだそうしよう!
だからこれは・・・。
やっぱり買わなくちゃ(はあと)
と、頭の中で自問自答していたのであります(この間0.1秒)。


だってそうでしょう?
こんなかわいらしい日傘、いまだかつて見たことありません!
まず何と言ってもハンドル部分が、私の大好きな


おりぼんの形をしているんですものー!!!!
(カワイスギテシンジラレナイ!)


この日傘は、「ギイ・ド・ジャン」という
おフランスの老舗の傘屋さんのものらしいのですが、
私が購入したものは、フランスの有名な女優さん、ブリジットバルドーと、
その「ギイ・ド・ジャン」がコラボレートして出している、
「アニマルシリーズ」というスペシャルなものでした。
ブリジットバルドーは女優を引退したのち、動物愛護団体を設立して、
”全ての動物は生きる権利があり、人間にはそれを守る義務がある”とし、
現在も活動されているそうです。


そんな彼女がデザインしました「アニマルシリーズ」の日傘ですから、
傘一面には、どこか外国のアパートメントのベランダをのどかにお散歩しているかのような、
かわいらしい猫のプリントが施されております。
なんとなくそれは、かつて私がローマを旅行したときに見た風景に
よく似ている気がしました(ギイ・ド・ジャンはおフランスのブランドですが・・・)。


ローマの街は、新しい道路を造ろうと地面を掘ると新たな遺跡が発掘され、
その度工事が中断してしまうのだ、とその時ガイドさんに教えていただいたのですが、
まさにおっしゃるとおり。
街には発掘作業中の場所や遺跡があちらこちらに見られ、
どこも同じように「立ち入り禁止」のロープが張られておりました。
そして、その「立ち入り禁止」の遺跡の中にいとも簡単に、
そして堂々と立ち入ることのできるのは・・・。


街のノラ猫たちだけ。


夕方、オレンジ色の西陽のさした遺跡の中を、
あくびをしながら寝そべったり、
のんびりお散歩しているノラ猫たちの姿が、
そのときローマで見た景色の中で一番のお気に入りでした。
そしてこの日傘は、私にそのときの風景を思い出せてくれるのでした。


この日傘の中をお散歩しているねこちゃんたちの姿は、
とても自由で優雅でほのぼのしていて、かわいいのです!!!!
あまりにもかわいくって、
きっとブリジットバルドーも、
知らず知らずのうちに日傘のハンドル部分に、
「かわいい」のトレードマークともいうべき、
おリボンを結んでしまったのでしょう!


春になり日差しも一段と強くなってまいりました。
日傘の手放せない季節です。
スペシャルな日にさす」と決めて買った私のこの日傘。
どうか、スペシャルがいっぱいありますように!


EXCENTRIQUE(エクサントリーク)
http://www.excentrique.biz/index.html


Guy de Jean(ギイ・ド・ジャン)
http://www.guydejean.com/JAP/index.html