奈良美智さんのグミガール



これは 、イラストレータ奈良美智さんの描く女の子が、
そのまま容器になった、なんともかわいいGummi Girl「グミガール」という商品(作品?)です。
その名の通り、この容器の中には女の子のお顔をした、
どでかいグミが入っているのでした。
髪の毛の部分をパカっと開くと、頭の中(脳みそ)はカラフルなグミ!
しかも、そのグミまでも容器と同じ女の子の顔をしているのです!


小さな「女の子細胞」がたくさんあつまって、
ひとりのおっきなGUMMI GIRLという女の子を作っているのです。


茉莉枝に言わせてもらえば、それは、
切っても切っても金太郎アメで、噛めば噛むほどスルメな感じなのであります。


「小さなかわいい」を集めているうちに、
知らず知らずとそれがひとつの「大きなかわいい」として形成される。
「大きなかわいい」はどこを切っても、どこをかいつまんでみても、
「かわいい細胞」でできていているのです。
顕微鏡でのぞいてみるならば、その「かわいい細胞」はすべて独自の特徴を持った、
スルメのように味わい深い「かわいい」なのですね。
(スルメって例えはかわいくないですよね・・・。)


厳選された「かわいいもの」と暮らしていくうちに、
自然に「自分」というものが形成されていく、そんな感覚にも似ています。
そんなイメージが、具体的に形になったのが、このグミガールなのかな・・・と思います。


私の脳みそもこのグミガールたちみたいに、甘い甘いグミでできていたら・・・。
考えることはきっと毎日毎日、甘いこと。
甘い願望、甘い夢、甘い生活・・・。
「世の中、甘くみてはダメですよ。」
と言われてもきっと、
「だって甘いんだもーん!」
のヒトコトですませてしまえそうなくらい、毎日が甘いでしょう。
だって、脳みそそのものが甘いんだもの・・・。
だけど、現実はやっぱり、
そう甘くはないんですよね。


「え?茉莉枝ちゃん何をいってるの?世の中、甘いんですよ!」


嗚呼、我が家のグミガール、りんごっ娘とソランちゃんがそういいながら、
私ににっこりと微笑みかけてきます・・・。


表参道ヒルズ【S and O】エスアンドオー
http://www.macmuseumshop.com/index.html